高所得者向けふるさと納税攻略法(おすすめ返礼品リストあり)
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田中タスク
田中タスク
エンジニアやWeb制作などIT系の職種を経験した後にFXと出会う。初心者として少額取引を実践しながらファンダメンタルやテクニカル分析を学び、自らの投資スタイルを確立。FXだけでなく日米のETFや現物株、商品などの投資に進出し、長期的な視野に立った資産運用のノウハウを伝える記事制作に取り組む。初心者向けの資産運用アドバイスにも注力、安心の老後を迎えるために必要なマネーリテラシー向上の必要性を発信中。

何かと話題に事欠かないふるさと納税ですが近年では人気の返礼品がある程度固まってきた感もあり制度として定着してきた印象を受けます。この記事を読んでいる人の中にもすでにふるさと納税を経験した人は多いかもしれません。ふるさと納税の返礼品としては、和牛や果物などご当地の高級食材が目立つことから「こうした返礼品をもらうための制度」とイメージしている人もいるでしょう。

しかし実際にはそれ以外にも実に多彩な返礼品が用意されておりこうした高級食材はほんの一部にすぎません。そこで今回は、すでに制度として定着しつつあるふるさと納税について当メディアの読者層に多い年収1,000万円以上の高所得者におすすめの攻略法や返礼品を紹介します。高所得者には、高所得者ならではの楽しみ方があるのでぜひご参考にしてください。

ふるさと納税の仕組みを簡単におさらい

最初にふるさと納税を利用したことがない人に向けてふるさと納税の制度について簡単におさらいをしておきましょう。ふるさと納税とは、自治体に対する寄附の制度です。単に寄附をするだけだと利用者にメリットはありませんが自治体はその寄附に対して返礼品を出すことができます。また自治体に寄附をした金額は2,000円を除いた金額を所得控除することが可能です。

節税の恩恵を受けながら自分の好きな自治体に納税し返礼品がもらえるため、納税額が同じでも返礼品の分だけ経済的なメリットが得られる点は大きな魅力といえるでしょう。納税者にとって非常にお得な制度のため、ふるさと納税は制度開始当初から高い人気を維持しています。

さらに利用者にとっては「普段買わないようなものをもらえる楽しみ」「自分の出身地や被災地など思い入れのある自治体に実質的な納税ができる」といった点は大きなメリットです。「ふるさと」という名称から「寄附先は自分自身の出身地でなければならない」という誤解をしている人もいますが出身地に関係なく日本全国のどの自治体でも寄附することができます。

ふるさと納税の人気返礼品といえば生鮮食料品ですが…

さまざまなメリットがある中で多くの利用者にとってのお目当ては、自治体からの返礼品でしょう。依然として高い人気を誇るのが冒頭で解説した和牛やブランド農産物、海産物などの生鮮食料品です。自分のお金では買わないような高級食材がもらえる自治体も多く自治体同士で返礼品の内容を競い合っているような側面もあります。

しかし高所得者層の人たちにとってこれらをメリットと感じるかは、人によって異なるのではないでしょうか。例えば医師であればお歳暮などで高級食材をもらう機会は多いでしょうし収入の高い人にとっては日常的な食べ物であってそれほど目新しさはないかもしれません。もちろん好物であったり興味があったりする場合は、こうした高級食材を返礼品に選んでふるさと納税をすることも選択肢の一つです。

しかし寄附金が高額になるとおのずと返礼品の量も多くなるため、消費期限の短い高級食材をたくさんもらっても「食べきれない」「冷凍庫や冷蔵庫に収まりきらない」といった可能性もあります。

年収1,000万円以上の人に人気の返礼品とは

年収1,000万円を超えているような人のふるさと納税では、あまり生鮮食料品にばかりフォーカスするのではなく旅行券や金券、お酒、ビールなどが人気のジャンルです。ふるさと納税の返礼品は、食料品など指定できる場合を除くと同じような時期に届くこともあるため、「大量の生鮮食料品が一斉に届いても食べきれない」というのが大きな理由の一ついるでしょう。

ふるさと納税の比較サイト「ふるさと納税ガイド」の調査でもこの傾向は明白です。年収1,000万円以上の人に人気の返礼品は「旅行券・金券」で逆に不人気なのは「生鮮食料品」といった結果となっています。金券類やお酒であれば日持ちするため、一斉に届いたとしてもゆっくりと消費できることが大きいのかもしれません。

金券、旅行券をおすすめする理由

高所得者層に人気の返礼品として旅行券や金券を挙げましたがこれについては注目しておきたい理由があります。2019年の制度改正によってふるさと納税の返礼率は3割までと定められましたが旅行券や金券類は、それを上回る高還元率のものが多く見られます。それではルール違反のように見えますがこうした旅行券や金券はどこでも使えるものではなく使えるのは当該の市町村内のみです。

それぞれの市町村内だけで使えるため、返礼品(サービス)の調達コストが低くなり3割の還元でも実質的な価値は高くなります。コロナ禍によって旅行に出かけにくくなったのは、高所得者層であっても同じです。収束に向かう流れで「ふるさと納税を利用して価値の高い旅行を楽しみたい」と考える人も増えています。

特に高所得者層は、寄附額が大きくなるため、高い還元率で豪華な旅行やコト消費が期待できるでしょう。実際に以下のような返礼品があります。これらは一例ですが高所得者層の人はぜひ参考にしてください。

洲本温泉利用券(兵庫県洲本市)

淡路島にある「ホテルニューアワジ」の利用券で50%を超える還元率なので実質的に半額程度での宿泊が可能です。

フェニックスカントリークラブプレー券(宮崎県宮崎市)

世界的にも高い知名度を誇る名門クラブ「フェニックスカントリークラブ」でのプレー券です。返礼率は約50%のため、ゴルフ好きな人にとっては名門クラブでオトクにプレーができる返礼品でしょう。

世界遺産リゾート 熊野倶楽部ペア宿泊券(三重県熊野市)

世界遺産に登録されている三重県・熊野にあるリゾートホテルのスーペリアスイートルーム宿泊券です。約50%の返礼率なので豪華なリゾートホテルでの滞在が実質半額になります。

マホロバマインズ三浦 ペア宿泊券(神奈川県三浦市)

上記の3つは、いずれも西日本の自治体ですがこちらは神奈川県の自治体です。三浦半島のリゾートホテル「マホロバマインズ」のペア宿泊券で返礼率が約40%のため半額に近い価格での宿泊が可能です。

犬鳴山温泉不動口館日帰り入浴券セット(大阪府泉佐野市)

大阪府泉佐野市というと返礼品にアマゾンギフト券を採用したことで一躍有名になった自治体です。泉佐野市の山間部には、犬鳴山温泉があり同温泉の「不動口館」の日帰り入浴券がもらえます。返礼率は40%です。

ふるさと納税で社会に貢献してみませんか?

ふるさと納税には「被災地の自治体に実質的な納税ができる」と述べました。しかしこれはふるさと納税が制度化されたときに想定されていた活用法の一つです。動機は、人によってさまざまですがふるさと納税を通じて以下のような社会貢献をすることもできます。

  • 災害の被災地を応援するために寄附先として被災地の自治体を選ぶ
  • 自分の出身地が人口減少や過疎化など慢性的な問題を抱えているため寄附して応援するなど

返礼品をお目当てに寄附をすることは、ふるさと納税の醍醐味です。しかしその一部をさまざまな社会貢献に回すことができることも所得が高い人の特権といえるのではないでしょうか。ふるさと納税を活用した社会貢献の一環として内閣府が推進しているさまざまな「地方創生プロジェクト」があります。このプロジェクトは、東京圏に人口が過度に集中してしまうことによる弊害を改善することが目的です。

持続可能な社会の実現を目指すSDGsの理念にも合致している取り組みとして注目されています。自分自身の出身地ではなくても「地方創生に一役買ってみたい」という人であればふるさと納税を利用してこうした取り組みに参加するのも面白いのではないでしょうか。

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