投資初心者が不動産投資を実践するには、勉強が必要です。不動産投資を勉強する方法は多岐にわたりますが書籍を利用して勉強したい方も多いのではないでしょうか。書籍は、選び方を間違えなければ必要な情報を効率よく学ぶことに適しています。また時間のない人が効率的に不動産の知識を得るための方法の一つです。

今回は、不動産投資の勉強におすすめの書籍の選び方と書籍以外の勉強方法について解説していきます。

不動産投資の勉強におすすめの書籍の選び方

不動産投資の勉強を効率よく行うためには、それぞれの需要や知識レベルに合った書籍を選ぶ必要があります。主な書籍の選び方は、以下の4種類です。

1.初心者は分かりやすさを重視して選ぶ
2.基礎知識がある方はテーマを絞って選ぶ
3.デメリットについて書かれている書籍を選ぶ
4.資格取得も考えて選ぶ

それぞれについて確認していきます。

1.初心者は分かりやすさを重視して選ぶ

不動産投資初心者が選ぶべき書籍は、不動産投資の全体像について分かりやすく解説している本です。文章のみの本ではなくイラストや図がついた書籍のほうが理解も深まりやすいでしょう。初心者が書籍選びで失敗する原因としては、基礎知識があること前提にした本や不動産投資に関する特定のテーマを深堀して解説する本を購入してしまうことです。

初心者は分かりやすく不動産投資の概要について解説している書籍を選び基礎知識を身につけましょう。

2.基礎知識がある方はテーマを絞って選ぶ

基礎知識がある方は、学びたいテーマに特化した書籍を選ぶようにしましょう。例えば不動産投資を始めるまでの準備について知りたい方は「物件の選び方」「収支計画の立て方」について書かれた本を購入するのがおすすめです。他にも不動産で加入する保険について気になる場合は「保険に関する書籍」、確定申告に不安がある場合は「不動産投資の税金に関する書籍」を読むことで疑問を解決が期待できます。

特定の知識について知りたい方が基礎知識を解説している本を読んでも得るものが少ないため、ある程度テーマを絞るのが重要です。

3.デメリットについて書かれている書籍を選ぶ

不動産投資には、メリットだけでなくデメリットやリスクもあります。書籍の中には、メリットや成功談だけが書かれたものも少なくありません。しかし不動産投資に限らず投資で成功するためには、デメリットやリスクに向き合い「どうすればリスクを回避できるのか」を考える必要があります。失敗談を読めばなぜ失敗したのか分析できるため、実際に投資をする際にはその失敗を避ける努力ができるはずです。

成功した人と失敗を経験した人の書籍を読むことで成功するための方法だけではなく失敗しないための方法も身につけられるでしょう。

4.資格取得も考えて選ぶ

不動産投資の勉強を始めるなら不動産投資に関する資格取得も視野に入れて資格に関連する書籍を選ぶのもおすすめです。不動産投資に関連する代表的な資格には、不動産取引に必要な宅地建物取引士(宅建士)があります。総合的な金融の知識を身につけるなら不動産投資を含む金融取引の知識や税金の知識が問われるファイナンシャルプランナー(FP)もよいでしょう。

資格取得が必ずしも不動産投資で有利になるとは限りません。しかし知識を身につけながら資格の取得ができるメリットがあるため、宅建士やFPの取得に特化した解説書や問題集を通して不動産投資に関する知識を身につけてはいかがでしょうか。

不動産投資の勉強に役立つ無料冊子

まずは、気軽に読める書籍が欲しい方もいるのではないでしょうか。ここでは、短い時間ですぐに読める当社が提供している無料の小冊子について紹介していきます。

高所得者のための不動産投資バイブル

年収900万円を超えるビジネスパーソン・医師・士業の方に向けて不動産投資の6つのメリットについて紹介しています。高所得者が享受できる以下のような基本的なメリットを知ることが可能です。

・所得税や住民税の節税
・相続税の節税
・将来の私的年金の形成
・生命保険の代替
・インフレ対策
・レバレッジが効かせられる

それぞれに具体的なモデルケースを提示したうえで図を用いて解説しています。そのため不動産投資初心者でもメリットを理解しやすいでしょう。また冊子の後半には、投資用物件について都心5区(千代田区・中央区・港区・渋谷区・新宿区)に絞り込んだほうがよい理由についても解説しています。年収900万円を超える高所得者が不動産投資の基礎的な知識について知るのにおすすめの冊子です。

ページ数は、表紙も含めて21ページと少ないため、すぐに読めるでしょう。

税金を操る教科書

不動産投資は、事業所得として総合課税されます。減価償却費などの経費を家賃収入から差し引いた結果、合計所得が赤字になった場合、給与所得と損益通算することで税金が減額されるため、節税メリットが大きい投資方法です。この冊子では、年収1,000万円以上のビジネスパーソンに向けて不動産投資の節税のメリットを紹介しています。

不動産の購入前と購入後の税額の変化も分かりやすく解説しているため、「具体的にどれだけの節税効果が見込めるのか」についてイメージしやすいでしょう。その他にも不動産の保有が相続税対策になる理由や投資用不動産を個人・法人、それぞれで保有する税制上のメリット・デメリットについても解説しています。

税金対策として不動産投資に興味を持った方が不動産投資の節税効果を知るのにおすすめの冊子です。

不動産投資の勉強にはセミナーへの参加もおすすめ

投資は、書籍で勉強してもよいですが目的に合わせたセミナーに参加して勉強をしたほうが効率よく理解を深めやすいでしょう。分かりやすい書籍を選んだとしてもどうしても理解しにくいところは出てきます。分からないところが出てきた場合、誰にも質問できないと理解するために時間がかかりかねません。

不動産投資の勉強は自分に合わせた方法を選択しよう

不動産投資の勉強方法として書籍とセミナーを紹介しました。仕事の空き時間を有効活用して勉強する場合は書籍、休日の時間を少しだけ使って効率よく勉強するならセミナーで勉強するのがおすすめです。まずは、書籍で勉強を始めて分からないところを相談するためにセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。自分に合った勉強方法で不動産投資の知識を身につけてください。