失敗をしない米国株でのおすすめ運用法とは?
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高配当株が多いことから注目を集めている「米国株式」。「米国株は、日本の株式と比べて購入が難しいのでは?」と感じている人もいるのではないでしょうか。証券会社によって取り扱っている銘柄は異なるものの売買はそこまで難しくはありません。しかし日本株との違いをしっかりと理解していないと思わぬ損をする可能性もあります。

そこで本記事では、米国株式と日本株式の違いや米国株式のおすすめ運用法を解説します。

なぜ今米国株がおすすめなのか

近年米国株がより一層注目されています。例えば投資信託でも米国株式を中心としたものへの人気が根強く特に「米国株式」への関心が高まっているのです。しかしなぜ米国株式が人気でおすすめといわれているのでしょうか。その理由は、主に以下の2つがあります。

常に成長を続けている市場

米国の市場は、世界最大の時価総額を誇っています。2021年5月末現在で世界全体の株式時価総額は、約115兆2,153億米ドルです。そのうちの41.9%となる約48兆2,752億米ドルが米国となっています。日本の株式の時価総額は、世界の5.9%となる約6兆7,977億米ドル、中国は10.4%となる約11兆9,823米ドルとなっており米国株式の時価総額の大きさは群を抜いていることが分かるでしょう。

米国株式の中には、名だたる大企業が勢ぞろいしており現在の生活に欠かせない企業が多い傾向です。また米国の株式市場では、常に時代に応じた新陳代謝が起こっており革新的な企業がいつの時代も誕生しています。そのため米国株式市場は、世界の中でも「常に成長を続けている市場」といえるでしょう。

高配当を得られる企業の増加

先述した通り米国の株式市場は、常に成長を続けている市場ため、常に新しい企業が名を連ねており競争を続けています。株式市場における企業での目標は「資金を調達していくこと」です。企業は、資金を集めるため、「投資家に向けて多くの配当を出す」ということが頻繁に起こっており特に米国株式では高配当を出す企業がたくさんあります。

米国株式が人気な理由はこれだけではありません。しかし主に「常に成長を続けている市場状況」「高配当銘柄が多い」という特徴が米国株式の人気をけん引しているといえるでしょう。

日本株式と米国株式の購入方法の違いとは?

もちろん日本の株式でも高配当を出す企業はたくさんあります。しかしなぜ米国株式がおすすめといわれるのでしょうか。市場全体の成長度合いもありますが理由の一つとしては「日本株式と米国株式の購入の違い」が挙げられます。日本株式は、原則「単元株(100株単位)」で購入することが必要です。(もちろん単元株未満で購入できるという例外もあります)

例えば株主優待であれば1単元以上保有していないと受けることができない企業もあります。一方で米国株式は、1株から購入することが可能です。そのため少額から始めることができる点が米国株式との大きな違いといえるでしょう。これらを踏まえると「少額から投資できるためハードルが低い」「市場全体として成長をしている」といった点が人気な理由ということが分かります。

米国株で狙える利益とは?

米国株式には「成長」「高配当」「購入のハードル」以外にも期待できる利益があります。それが「為替」です。為替とは、米ドルと日本円などといった通貨同士の交換比率のことを指しており為替を上手に活用することでさらなる利益が期待できます。また為替は、リスクヘッジとしても大きな役割を果たしてくれるでしょう。

株価に若干損失が出ていたとしても為替で損失をカバーできることもあるため、上手に活用することで利益増加や損失軽減に役立つことになります。米国株式で得ることのできる利益は、以下の3つです。

  • 株価の上昇による「キャピタルゲイン」
  • 配当を受けることによる「インカムゲイン」
  • 株価の損益だけでなく為替の利益も取ることのできる「二重取り」

特に二重取りの利益は、日本株式では得ることのできないものです。

銘柄の選定の基準とは?

米国株式を選定していくには、どのような基準があるのでしょうか。米国株式の銘柄選定の基準としては、以下のようなものが考えられます。

  • 株価の上昇による「キャピタルゲイン」がとれる企業
  • 配当を受けることによる「インカムゲイン」がとれる企業

つまり以下の2種類を選択することが必要です。

  • 今後成長を遂げていき株価の上昇が見込める銘柄を購入する
  • 現在成長していたり成長しきっていたりするものの配当を多く得ることのできる銘柄

それでは、キャピタルゲインとインカムゲインのどちらを重視して投資をしたほうがよいのでしょうか。

キャピタルゲインを狙う場合

キャピタルゲインは「株価の上昇による差益」を狙った投資の方法です。そのため配当などのインカムゲインは考えず「株価が上昇するかどうか」で銘柄選定を行います。キャピタルゲインを狙う場合、配当よりも見るべきは株価となるため、インカムゲインを狙うよりもリスクの高い投資といえるでしょう。今後成長していく可能性のある銘柄を狙うことになります。

インカムゲインを狙う場合

インカムゲインを狙う場合には、キャピタルゲインを狙うよりも比較的安定した運用が期待できるでしょう。基本的に長期的な運用となるため、株価が乱高下しても一喜一憂しなくて済みます。また連続増配企業を購入すれば安定して配当金が入ってくる可能性が高くなるでしょう。もちろんインカムゲインを主として投資をする場合でも会社の業績悪化により配当が出なくなる可能性も考えられます。

そのため十分注意をして自己責任を大前提として投資を行うことが必要です。

米国株ポートフォリオはどのくらいが理想

米国株に投資する場合は、どのくらいの割合をポートフォリオに組み込めば良いのでしょうか。結論からいえば「特に決まっていない」ということになります。しかし注意点はあるので3つに分けて確認していきましょう。

必ず余裕資金内で行うこと

投資を行う際には、必ず余裕資金内で行うことが鉄則です。企業の倒産などが起これば投資した資産価値がゼロになってしまう可能性はあります。そのため生活資金の一部や借金をして投資するといった方法は、万が一の際に自分の首を絞めることになりかねません。米国株に限った話ではありませんが、投資を行う際は、最悪ゼロになっても生活していける余裕資金内での投資を心がけましょう。

為替のリスクを十分に理解すること

米国株式は、為替リスクも影響してきます。上述した内容では、為替を味方にすればキャピタルゲインやインカムゲイン以外で為替益を得ることも期待できると記載しました。しかし逆に米国株式に投資をして株価がプラスになっていても為替レートが円高に振れていてマイナスになるケースも考えられるのです。

そのため米国株式に投資をする際には、為替リスクを十分に理解したうえで始めることが大切となります。また日本の証券会社では、日本株の売買よりも米国株の売買手数料が高くなっている傾向です。そのため売買手数料といったコストについてもしっかりと比較したうえで購入をしましょう。

日本円の保有比率を極端に下げすぎないこと

米国株式は原則「米ドル」での取引になります。証券会社の中には、日本円で購入できるところもありますが結果的に米ドルに換金されるため為替リスクを避けることはできません。米ドルの所有比率を高めすぎてしまうと、投資のポートフォリオが為替のリスクを大きく受けてしまうため、安定した運用をするためにも投資での日本円の保有比率は極端に下げすぎないことをおすすめいたします。

そのため日本円の保有比率を極端に下げすぎないように米国株式のポートフォリオを組むことが必要です。結論として米国株式の所有比率はいきなり大きなポートフォリオを組まず少しずつ無理のない範囲で増やしていくことをおすすめします。

米国株投資は投資戦略をしっかり練ることが大切!

米国株式投資は「高配当が得られる」「為替の損益も二重取りできる」「少額から世界の成長市場の中心に投資ができる」といった点がメリットです。しかし為替のリスクや売買手数料、今後の経済事情も含めてある程度リスクを取った投資になることは間違いありません。そのため以下の内容を含めて綿密に投資戦略を練ることが大切です。

  • なぜ米国株式なのか
  • 最終的な投資のゴールは何か
  • 現在の家計の事情

魅力のある米国株、だからこそ慎重に安定した運用を心がけていきましょう。

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