【中編/50代歯科医師×社長対談】資産形成に必要なのは、最初の一歩を踏み出す「決定力」

株式会社WINX代表取締役・秋葉との信頼関係のもと、西新宿のマンションをご購入された高野医師。不動産投資に取り組む背景には、節税対策はもちろん、家族の将来に向けた深い想いがあったようです。

高野医師の投資運用に対する想い、またそれに秋葉がどのように応えているのか。2人の対談の中編をお送りします。

秋葉さんには子供の将来まで頼めそうな気がする

秋葉 先生が最初にお持ちになられた物件は千代田区と渋谷区でしたよね?

高野 はい。「山手線の内側は絶対に値が下がらないし、出したらすぐ売れる」と聞いていたので。山手線から離れてもいいところはあるんでしょうけど、それを判断するほどの知識は僕にはなかったので、堅実に山手線の内側の物件を購入しました。

秋葉 これはコロナになってより顕著になったことですが、長く運用していると売れるエリアと売れないエリアでは明らかにメリットに差が出てきます。投資用不動産は実際に自分が住む家とは違い、手放す時のことも考えた運用が必要ですが、ローンの回収が終わった時点で最終的な出口として売却を想定した場合、重要となるのはやはり立地です。

都心5区を選んでおけばその価値が大きく下がることはないでしょう。購入価格や金利は動かせても立地だけは絶対に動かせませんから、その重要性は明らかだと思います。

高野 僕がなぜ売却の時に価値が下がらない物件が欲しいかというと、それは子供の将来を考えてのことです。僕は「働かないで食べれるようにしたい」ところまでは考えられるけれど、その先まではまだ考えが及ばない。でも売りに出してすぐに売れるような物件を持っていれば、僕に万が一のことがあったとしても家族の安心材料にできるかなと思ったんです。

秋葉さんとお話をさせていただく理由は、そうした家族の悩みにも応えてもらえるからなんですよね。秋葉さんと僕では、年齢的には当然僕が先に天国に行くことになりますけど、その時に子供のために一番いい不動産の引き継ぎ、あるいは処理の仕方を秋葉さんに考えていただいて、「あとは頼むよ」と言って託したい。そんなことが秋葉さんには頼めそうな気がするんです。

秋葉 先生は「ライフプラン表」、いわゆる人生設計をとても細かく、それも鉛筆で手書きで書かれていますよね。初めて見せていただいた時に驚きました。何年後に何をしたいというのがしっかり書かれている。

漠然と考えることは誰にでもあると思うんです。僕も会社経営を含めた5年後、10年後の人生のイメージをある程度描いてはいますが、実際に文字にすることはなかなかできません。そのライフプランのお手伝いをさせていただくというのは光栄なことですし、大きな責任をともなうことだとも思っています。

高野 突然死んでしまったら家族が困りますからね。その時にけっこうな税金を取られるとか、そんな話を聞くと不安になってしまうんです。でも秋葉さんならそういうところも全部相談できる。秋葉さん自身もそうですけど、その周りにそれぞれの分野の専門家がいて、相談するとすぐに答えが返ってくる。本当に頼りにしています。

若い頃から始めていればもっとやれることが広がっていた

秋葉 ご家族にどう残すかという意図を持って不動産投資をされている方は、ご年齢が高くなればなるほど多いですね。でも、できるならば早いうちからお考えいただいたほうがよりご安心いただけます。以前先生も「もっと若いうちに初めていたら、もっとやれることも広がったんじゃないかな」とおっしゃっていたことがありましたよね。

高野 僕ぐらいの年齢になると、もうみんな日々の業務で疲れきっているんです。そこから動き出すのはやっぱりしんどい。早めに始めたほうがいろいろな面で安心だと思います。

秋葉 でも、若い時には若い時で他にもやるべきことがありますからね。先生でしたら歯科治療を学ばれて開業するまでの努力もおありだったと思いますし、初めて自分の将来のことを考えられる年齢って人それぞれだと思うんです。だから、始める年齢も確かに大事ですが、気づいた時にすぐ行動に移せるかどうかということも同じぐらい大切かもしれないですね。

想いを持っただけで終わるのか、それを行動に移すのか

高野 秋葉さんは著書の中で「決定力」ということに言及してましたもんね。

秋葉 不動産に限らず株でも投資信託でも同じですけど、資産運用や資産形成というものに漠然と興味を持つ人というのはたくさんいると思うんです。将来のことを考えればやらなきゃいけないということは何となくわかっている。けれど、そこからもう一歩、足を踏み出せるかどうかというところが、その後の人生の大きな分かれ道になるのだと思います。

最近は若くして金融リテラシーを持つ方が確実に増えてきています。実際、当社で不動産投資を始める方の年齢層も徐々に下がってきていて、20代からスタートする方も少なくありません。少し前には「老後2,000万円不足問題」という言葉も話題になりましたし、将来年金がもらえるかどうかわからないというニュースも飛び交っている。自分の将来はどうなってしまうのだろうかと多くの人が思い始めている事実を、不動産投資の年齢層の変化はまさに物語っているのだと思います。

そんな想いを持った時に、想いを持っただけで終わるのか、行動に移すのか。両者の差は歳を重ねるごとに間違いなく開いていくわけです。そこで率先して動く「決定力」「行動力」が持てるかどうかが重要であり、先生はまさに決定力を持って行動されてきた方なのだと思います。

この続きは(【後編/50代医師×社長対談】業者に丸投げせず「知ろう」という気持ちが不動産投資を成功させる)。後編では、不動産投資に必要な考え方や成功する人の特徴などについて語ります。