歯科医師が資産形成できない理由 歯科医師が資産運用をするメリットとおすすめ投資先
(画像=Andrey Popov/stock.adobe.com)

歯科医師というと「収入が高い」「比較的若いうちから多額の資産形成ができる仕事」などとイメージしている人も多いのではないでしょうか。
たしかに歯科医師は、比較的高収入の職業です。しかし歯科医師は、キャッシュフローが他の職業とは異なることをご存じでしょうか。実際には、資産形成にお金を回すことができていない人も多いのが実情です。

本記事では、歯科医師が資産形成できない理由と歯科医師におすすめの投資について解説していきます。

歯科医師のキャッシュフロー

歯科医師のキャッシュフローは、収入は比較的多いが支出も多くなる傾向があるのが特徴です。歯科医師というハイステータスな職業上、どうしても支出が多くなりがちで資産形成に回すお金を確保することが難しい一面があります。歯科医師が資産を形成するのが難しい理由について詳しく確認していきましょう。

収入は多いが支出も多い

冒頭で記載したように歯科医師は、収入が他よりも比較的多い職業です。厚生労働省が公表している「令和2年賃金構造基本統計調査」によると歯科医師の男女平均賃金は約787万5,100円でした。国税庁が公表している「令和元年民間給与実態統計調査」によると2019年度の男女平均年収は約436万円となっているため、歯科医師は約1.8倍も多い収入となっています。

また開業している歯科医師の中には、例えば40歳程度で1,000万円を超える人も決して珍しくありません。しかしその分だけ支出が多いことも歯科医師の特徴です。
実際に2017年8月15日~8月21日に実施したm3.comの意識調査では、医師の3割が「たまに浪費する」または「かなり浪費家だ」と回答しています。 そのため、歯科医師のキャッシュフローは、収入と同規模の支出があり結果的に貯蓄や資産運用に回すお金が確保できないというものが少なくありません。例えば80万円の所得があっても税金や社会保険料を差し引いた手取り所得は58万円から60万円程度です。
総務省の家計調査によると2人以上の平均的な支出は28万円程度で、手元に残るお金は30万円程度になります。
ここに住宅ローンや自動車ローンの返済が加わると手元にはあまりお金が残らないのです。

収入が増えれば浪費も増える

一般的に歯科医師のように「お金がある」と思われている職業の人は、支出がどうしても多くなりがちです。これをパーキンソンの法則と言います。

例えば
収入が増えると次のような支出が増える傾向があります。

  • 付き合いで高級なレストランやバーに行く必要がある
  • 高級な住宅や高級車などの誘惑が多い
  • 子どもを高額となる私立に通わせる

いくら収入が高いといっても平均年収800万円程度では、大企業の給与所得者程度の収入です。しかしお金の使い方が企業経営者並みであればお金が手元に残らないことはある意味当然といえるかもしれません。

バリバリと仕事をこなして収入を得るのは限界がある

歯科医師の収入源は、マンパワーに左右されます。つまり「いかに多くの患者を治療するのか」という肉体労働によって収入が異なるのです。働けば働くほど多くの所得を得ることができるかもしれません。しかし体力に衰えが生じる50代になってまで20~40代と同じ仕事量を抱えるのは無理があるでしょう。一方で仕事量が減少していけば当然収入も減少します。

歯科医師が資産運用をする3つのポイント

どうしても支出が増えがちな歯科医師ですが歯科医師という職業の特性上、資産運用はできるかぎり若いときからしておくことに越したことはありません。歯科医が高い収入を維持していくためには、多くの患者を長時間診察する肉体労働を多くこなさなければならない側面があるので、元気に働くことができる若いうちから老後に向けて着実に資産運用をしていく必要があるためです。

歯科医師が資産運用を行わなければならない理由として以下の3つのポイントを挙げることができます。

  • 高齢になり仕事量や診療報酬が減ったときも一定の収入を維持できる
  • 診察は無理なく行いながらライフワークバランスを維持できる
  • 将来的に歯科医の経営が不安定になっても生活できる

今は収入が高い歯科医師ですが将来にわたってその収入を持続できるかどうかは、体力的かつ業界的にも不透明です。そのため資産運用で一定の不労所得を確保しておくことが必要です。歯科医師が資産運用をすること3つのポイントを詳しく解説します。

高齢になり仕事量や診療報酬が減ったときも一定の収入を維持できる

資産運用を行って一定の収入を確保することができれば高齢になって歯科医師を辞めたとしても一定の収入を得ることができます。歯科医師だけではありませんが個人事業主は基本的に年金収入が国民年金しかないため、年金以外の収入を確保しておくことが必要です。資産運用をしておけば老後も一定の収入が期待できるため、安心でしょう。

診察は無理なく行いながらライフワークバランスを維持できる

50代になっても若いときと同じだけの仕事量を抱えることには限界があります。特に歯科医というたちっぱなしの仕事は体力勝負の側面が強い職業です。例えば不動産投資を30 代から行っておけば早く完済することができます。 特に歯科医師は収入が高いので20年程度の比較的短い借入期間のローンを組むことも可能で、その場合50代にはローンが完済します。そのため50代には不動産投資から一定の収入を得ることが期待できるでしょう。若いときのように汗水を流して働かなくても自分の体力に見合っただけの仕事をこなしながら一定の生活水準を維持することが可能です。

若いうちから資産形成をしておくことによって高齢になってまで精力的に働かなくてもライフワークバランスを維持した悠々自適な生活を送れるようになるでしょう。

将来的に歯科医の経営が不安定になっても生活できる

今は高所得というイメージが強い歯科医師ですが今後は高収入の職業として持続できるかはかなり不透明といわれています。厚生労働省が公表している「医療施設動態調査(令和2年10月末概数)」によると全国の歯科診療所の数は、約6万8,148件でした。一方で一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会が公表している全国のコンビニ店舗数は約5万5,872店舗です。(どちらも2020年10月時点)

このようにコンビニよりも歯科診療所の数は多く歯科医院は飽和状態になっています。これに伴い倒産や廃業に至る歯科医院も増えており「将来的にはさらに淘汰が進む」という見解もあるのです。また厳しい社会保障財政が続く中で今後はさらなる診療報酬の引き下げの可能性もあります。かつては安泰だった歯科医院でも今後の先行きはかなり不透明です。

だからこそ資産運用で収入を確保しておく必要があるでしょう。

歯科医師はどのような資産運用を選ぶべき?

歯科医師に限ったことではありませんが、できるだけ若いうちから資産運用を行うことで将来に備えることができます。将来的に多くのキャッシュが入ってくる可能性の高い資産に少しずつ投資しておきましょう。歯科医師におすすめの資産運用は、主に以下の3つです。

  • 不動産投資
  • 株式投資
  • 海外投資

不動産投資

歯科医師が最初に検討すべき資産運用の一つは、不動産投資です。不動産投資は、入居者が入っていれば家賃収入を毎月得ることができます。将来的に体力的な理由や業界独自の理由で収入が減ったとしても家賃収入をしっかりと確保しておければ安定した生活基盤や老後生活を確保することができるでしょう。

株式投資

株式投資を長期的に行うこともおすすめです。配当が優良な企業の株を分散投資することで安定した配当収入を確保できたり企業の成長に伴い株式の価格が上昇したりすることも期待できます。長期的にコツコツと若いうちから今後の成長が期待できる銘柄へ投資していくとよいでしょう。

海外投資

海外のREITやETFなどに投資をする方法です。日本は、今後高齢化社会によって経済全体のパイが縮小していくことが予想されています。他方、海外は人口が増加しさらなる経済成長が期待されている国もあるのが現状です。若いうちから海外へ投資しておけば高齢で働くことが困難になったときに資産が大幅に増加している可能性があります。

若いうちから長期的な目線で投資を行うのであれば海外投資も検討するのがよいでしょう。

これから先を見据えて、早めの資産運用を

歯科医師は、平均年収と比べると年収が高い職業ですが、ステータスが高い分支出が多くなりがちになるという問題点があります。また将来的には、現在の収入水準を持続できるかどうかは不透明です。生活している中で高級な車や住宅や付き合いの誘惑はあるかもしれません。しかしこれらの浪費を抑えて若いうちから資産運用を行っておくことで将来的な収入の不安定さを大きく回避することができます。

不動産や株式投資によってできるかぎり若いうちから長期の目線で資産運用を行っていきましょう。

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