【医者がいない!?】都道府県別「無医地区数」「無歯科医地区数」ランキング
(画像=sdecoret/stock.adobe.com)

地方では病院が少ない地域が多く、医療機関を気軽に訪れることができない人も少なくありません。

それを数値で表しているのが、厚生労働省の「無医地区調査」と「無歯科医地区調査」です。医療機関が必要なのにもかかわらず、医師がいない地区が多い都道府県はどこか、ランキング形式で紹介します。

無医地区とは

無医地区とは、医療機関のない地域で、当該地区の中心的な場所を起点として、おおむね半径4キロメートルの区域内に50人以上が居住している地域で、かつ容易に医療機関を利用できない地区を指します。

無医地区が多い都道府県ほど、医師が足りず地域住民が満足な医療を受けられていないと考えられます。

無医地区都道府県ワーストランキング

早速無医地区ランキングを紹介します。もっとも医師が足りていないのはどこなのでしょうか。

順位 都道府県名 無医地区数
1位 北海道 76
2位 広島県 59
3位 大分県 39
4位 高知県 26
5位 島根県 25
6位 岩手県 23
7位 岡山県 21
8位 熊本県 20
9位 茨城県 18
10位 新潟県 17

参照:令和元年度無医地区等調査|厚生労働省

医師がいない地区がもっとも多いのは、北海道という結果になりました。北海道では医師の約半数が札幌市内で勤務しており、札幌以外の地方での医師不足は深刻です。

2位の広島県では、県北部地域に無医地区が集中しており、今後も開業医の高齢化と後継者不足により無医地区が増加すると考えられています。

3位の大分県では、南部、豊肥、西部で無医地区が多くなっています。医師数は中部で約77%を占めており、その他の地域では医師不足が深刻です。

無歯科医地区都道府県ワーストランキング

次に、歯科医師が不足している都道府県のランキングを見ていきましょう。

順位 都道府県名 無歯科医地区数
1位 北海道 74
2位 広島県 55
3位 大分県 50
4位 岡山県 44
5位 島根県 37
6位 高知県 35
7位 鹿児島県 34
8位 愛媛県 26
9位 岩手県 23
10位 新潟県 22
奈良県
和歌山県

参照:令和元年度無歯科医地区等調査|厚生労働省

歯科が不足している地域がもっとも多いのは、医科と同様北海道でした。2位は広島、3位は大分、それ以下の県にも規則性はなく、全国各地の地方で歯科医師が不足していることがわかります。

医師・歯科医不足の理由

本ランキングにて医師・歯科医師ともに北海道が1位になっている背景には、各市町村の面積が広く、「おおむね半径4キロメートルの区域内に50人以上が居住している地域で、かつ容易に医療機関を利用できない地区」が多くなってしまっていることが挙げられます。

全国的に見ると、「医療機関がなくなった」ことが無医地区になった背景にあるようです。医療機関の減少する理由としては、経営難をはじめ統廃合による病院閉鎖や後継者不足による廃院など様々です。

無医地区・無医歯科医地区に関する調査は5年おきに実施しています。1987年から現在まで無医地区・無歯科医地区は緩やかな減少の傾向にありますが、新たに無医・無歯科医地区になる地域もあり、へき地医療対策は継続して行う必要があります。

地方の医師不足は解消されるのか

現時点では医師数が増えても多くの医師は都心部に集中するため、地方の医師不足の解消にはつながらないでしょう。

国、都道府県、市町村とそれぞれがさまざまな施策を用意し実施していますが、すべての地域で医師が足りている状態を実現するのは難しいのが現状です。今後どのようにして医師を増やし、確保するのか、さらなる議論と施策の実施が急がれます。

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